産後の骨盤の痛みは結構な頻度で自覚する事があります。
幸いにもあまり辛さのない方もいますが、辛さ以外にも下半身が痩せづらくなったり、体型が変わったり、ムクミがとれなかったりと色々な悩みで施術に来られる方も多いです。
今回はそんな産後に骨盤が歪んでいる方やこれからご出産を迎える予定の方に予防や対処法等々ご紹介します。
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典型的な産後の歪んでいくパターン
1.妊娠している時もお腹に赤ちゃん(胎児)がいて徐々に大きくなっていくとカラダの前側に重心が掛かり腰も反っていきます。(骨盤前傾位+腰椎後弯)
2.腰の背骨が前に反っていくとカラダが自然にバランスをとろうとし、猫背になっていきます。(胸椎後弯位)
そうなってしまうと背骨が丸くなったり腰が前に反ってきたりと背骨のカーブが強くなります。(脊柱のS字増強)
当然猫背になってしまうと肩甲骨も動きも少なくなる為、肩も凝ってしまいますし、腰も反っていると腰の筋肉が疲労を起こし腰痛が起きてしまいます。
その様な状況でお子さんを抱っこし続ければもっと・・
という流れで状態が悪化していきます。
妊娠中はお腹にも赤ちゃんがいる為、多少は仕方がない部分もありますが、産後もそのままの状態になっている方が多いのです。
10月10日の悪い癖が出来上がってしまいます・・
産後の骨盤の開き、期間はどの位で戻るの?
産後は5〜6ヶ月かけてゆっくりと骨盤の開きが元の状態に戻ります。
ですので産後1〜2ヶ月は股関節や骨盤の後ろのつなぎ目の仙骨などが不安定で支えづらくなっているので痛みが起きてしまいます。
どうしてもこれは産後の状況上、イメージとしては「グラグラ」と不安定になっている為、多少の痛みはいたしかたない部分もあります。
大仕事をした代償みたいなものです。
対処法や注意事項は?
まず一番気を付けてもらいたい事は、出産で開いている骨盤に対して「開く」姿勢をし続けない様に気を付ける事が大事になります。
「あぐら」はNG
例えば「あぐらをかいてミルクをあげる」これも良くはありません。
あぐらは姿勢の構造上骨盤が後ろに傾いてさらに上半身の体重で骨盤を開くストレスがかかってしまいます。
「横坐り」もNG
足を組んで座ったり床で横坐りまた女の子座り(正座の足を崩す姿勢)も当然骨盤が歪むキッカケを作ってしまいますので注意が必要です。
椅子も背中を丸めて座らない
これは産後の方以外にも言える事ですが、当然背中が丸くなり骨盤にも影響していきます。
トコちゃんベルト等の骨盤矯正ベルトは?
トコちゃんベルト等々の矯正ベルトなども骨盤が戻る期間は出来る限りされた方がいいと思います。
どうしても
『子育てが忙しい・・』とか
『トイレに行くのに一々外すのが面倒・・』
という方も多いのですが、カラダ(脳に)に正しい骨盤の状態を記憶させる為にも出来る限りつける事をオススメします。
ただし「正しい骨盤の状態で」というのが理想です。歪んだ状態で固定するのは悪化を招く恐れもありますので。
腹筋も効果的
コレも産後の方だけではないのですが、腹筋がある事で骨盤が正しい状態をキープする自然のコルセット替わりになります。
骨盤含めた正しい姿勢矯正はカイロプラクティックも効果的です。
まとめ
1.産後はあぐらや横坐りなど偏った姿勢をしない様に注意する。
2.骨盤が整った状態でトコちゃんベルト等で癖づけを。
3.腹筋も効果的
女性にとって「お子さんを産む」という事は本当に大変な事だと思います。
少しでも出来る事から気を付けながら痛みのない正しい姿勢で楽しみつつ育児ライフをしていただけたらと思います。
〜あたらしいカラダの作りかた〜
カラダカイロ
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カラダカイロ 院長<カイロプラクター>
『施術を受けないカラダ(姿勢)づくり』をモットーに「自身のカラダを自分で守る」事をお教えしながら『〜あたらしいカラダの作りかた〜』を提供しております。