症状
53歳 女性 会社員
数ヶ月前から左肩の痛みが強くなり来店
もともと仕事がデスクワークで常に座っている状態の為、20年前から慢性的に肩こりはあった。
先月、仕事中に少し重たいダンボールを荷上げが続いた後から、肩の後ろ側に痛みを感じる様になった特に肩を横から上げる時にズキンとした痛みを感じる様になる。
放っておいたらそのうち落ち着くかと思ったが、あまり痛みは変わらない為、心配になりホームページを見て来院する。
分析
姿勢分析時に強い猫背と巻き肩、左の肩甲骨が外側へ引っ張られてきていた為、もともとのデスクワークでの慢性的な猫背姿勢で肩甲骨が自由に動かなくなっていた影響が根本的な要因に。
強い巻き肩になると通常の肩関節のニュートラルな状態が保てず特に肩の後ろ側の筋肉部分で摩擦が起こり炎症に変わっていく。
更に肩関節周辺の柔軟性がない状態で荷上げ作業を繰り返した為、肩関節まわりの腱板筋(棘上筋)に炎症が起きた可能性が考えられる。
女性の場合、個人差もあるが男性に比べて腱板筋自体が弱いのもあり更に年齢を重ねる事で徐々に筋力が落ちてくるのも影響していると考えられる。
施術
左肩関節の摩擦部分をなくす為、猫背や肩甲骨の巻き肩を正す為に背骨をカーブの調整、肩甲骨周の矯正と胸筋部、腱板筋のリリースを行う。
トータル的なボディバランスを含め、頚椎、骨盤、足関節の調整を行う。
それと並行してチューブトレーニングで肩周辺の筋力強化をアドバイス
炎症部分に摩擦が生じなくなれば徐々に痛みが落ち着いてきます。
この部分は再度繰り返して痛みを起こしやすい部分なので日常的にも肩が凝りずらい姿勢でのデスク作業や肩関節の柔らかさを作り再発しない様に気をつける事が大事です。